機械的固定工法(きかいてきこていこうほう)とは
絶縁工法の一種で、下地に密着させるのではなく、鋼製ディスクやアンカープラグを使って「機械的」に防水シートを設置する方法です。
●密着工法の場合、下地に水分が残っていると、後々防水層にふくれが発生することがあります。機械的固定工法ですと、下地と防水シートの間に通気層があるのでふくれを抑制します。
●脱気筒などの脱気装置を設置することで、下地内部に残留する水分を逃がす事が出来ます。
●改質アスファルトシート防水、合成高分子ルーフィング防水(塩化ビニール樹脂系シート防水、合成ゴム系防水)などに用いられます。
●下地の影響を最小限にしか考える必要がない反面、コンクリートの強度、断熱材の厚み、耐風圧などを考慮する必要があります。