グリップアンカー(ぐりっぷあんかー)とは
先端が広がることで、コンクリート内部に固定される「あと施工アンカー」です。
●何らかの理由で、コンクリート打設後にアンカーを必要とする場合に用います。
●ドリルで穴を開けた後、グリップアンカーをハンマーで打ち込むと、穴の一番奥でアンカーの「くさび」がアンカー先端を押し広げ、コンクリートに固定されます。よって穴の深さが同じならば、先端の広がる大きさも一定なので、穴は小さい方が強く固定されます。
●薬品による化学反応でアンカーを固定する「ケミカルアンカー」とは異なり、アンカー自体が広がることで機械的に固定するので、「メカニカルアンカー」といわれます。
●足場倒壊防止の壁つなぎ、壁面への機材設置などで使用されます。
<写真>
グリップアンカー。左にあるのが「くさび」。右側をたたいてコンクリート内部に入れる。
<写真>グリップアンカーの「くさび」が先端内部に入り込んだ様子。先端が広がっているのがわかる。
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